AprilTag サンプルソフトウェア(Windows)

IXEの古賀です。最近 多方面からAprilTagに関する組み込み相談等ありますので、具体的な検知を身近に試していただけるよう、AprilTagをお試し出来るソフトウェアを組みました。開発にご活用頂ければと考えております。
AprilTagサンプルソフトウェア ダウンロード
下記より、サンプルソフトウェアをダウンロードできます。
お試し用のApirlTagは下記PDFをご活用ください。
AprilTagサンプルソフトウェア 実行手順
【実行手順】
(1)WEBカメラをPCへ接続ください。ノートPCの場合、備え付けのWEBカメラでも問題ありません。
(2)AprilTagTrial 1.003を解凍後、フォルダ内の「AprilTagTrial.exe」を実行ください。
(3)2画面構成となっています。2画面目でWEBカメラの映像が表示されれば、正常に動作しています。
【実行環境 ※確認済み環境】
Windows11,10 64bitのみ対応
USB WEBカメラのみの対応
【起動しない場合】
起動しない場合、下記をインストールのうえ再度実行ください。
(1).NET Framework 4.8
https://dotnet.microsoft.com/ja-jp/download/dotnet-framework/thank-you/net48-jpn
(2)Visual C++ 再頒布可能パッケージ
Visual Studio 2015、2017、2019、および 2022のX64をダウンロードください。VC_redist.x64.exeです。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/cpp/windows/latest-supported-vc-redist?view=msvc-170
(3)管理者として実行をお試しください。
【実行時の注意点】
(1)実行環境によっては、カメラ起動時の処理に時間を要します。10秒~30秒程度お待ちください。
AprilTagサンプルソフトウェア 概要
(1)設定画面 画面説明
起動直後の画面です。任意のパラメータを調整し、キャプチャー開始ボタンを押下することでWEBカメラ画面が起動します。
各パラメータの説明は補足していますが、各設定を調整することで検知力が強くなったり、誤検知が増えたりすると思います。
意図的に誤検知もしやすくしていますので、誤検知含めて確認ください。

(2)検知画面 画面説明
設定画面で設定したパラメータを基に、検知処理を実行します。検知した場合、青枠で線を描画します。
赤文字で印字している内容は下記のとおりです。
ID:検知したIDの数値を表示します。
H:訂正ビット数です。0は、訂正ビット数が無い事を意味します。 設定画面の訂正ビットの許容数を調整することで、誤検知率をコントロールすることが可能です。
M:デコード品質値です。100以上は読み込み品質が良い事を表します。明らかな誤検知で読み込んだ場合は30以下です。

ご活用頂ければ幸いです。
AprilTagはミシガン大学によって開発され、BSDライセンスの下で提供されており、著作権表示およびライセンス条項の遵守が必要です。
弊社の技術記事は、良識のある範囲で断りなくリンクや引用を行っていただいて構いません。